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個別記事の管理2011-06-05 (Sun)
3月11日の大震災から、大きく環境が変わりました。

このブログは、不動産会社のスタッフとして、杜の都の住人として
住まいに関する情報を発信していく、という目標のもとに立ち上げ
てきました。

しかし、地震の直後は何を書くのが一番良いか、模索していました。

被災地にいる友人・知人・親類など、安否確認や地域の現状を
まずは知りたい、という方々がアクセスして下さったと思います。
そして、今被災地はどうなっているのか、常に新しい情報を
求めていらっしゃったと思います。

震災当初は、被災地とそれ以外の地域の中継ラインとしての発信が
したいと思っていました。
しかし、それは他の方々が、それぞれの立場で発信されていると
分かって、私は本来やるべき、住まいに関することをお伝えして
いくのが良いということに辿り着きました。

多くの避難所にいる被災者の立場に…
もし自分がそこにいたら…と考えました。

まずは、ゆっくり眠りたい、そう望みます。
プライバシーを保ちたい、そう望みます。

空き室になっている部屋を即座に開放できたら…
きっとみんな喜ぶかもしれません。
しかし、そこには様々な問題があることを認識しなくてはなりません。
不動産業者の立場として、もどかしさも多くありました。

微力ながら、民間住宅の支援のお手伝いをさせて頂きました。
そのことで、たくさんのことを学びました。
もし、もっと物件を扱っているのなら、より多くの被災者の方々に
お世話できたのですが、現在仙台ではファミリー向けの物件が
殆ど無い《物件枯れ》の状態となっており、お問い合わせの方や
来社された方のご希望を叶えるまでに至らず、残念に思っています。


仮設住宅の建築を、毎朝の通勤ルートで見ていたのですが、
完成した時、たくさんのほっとした顔や、洗濯物を干している様子や
子供達が遊んでいる姿や、そんなことを想像していた自分。
しかし、実際に入居した世帯がすごく少なくて、驚きました。
仮設住宅を誰もが待ち望んでいたと思っていたのに、そうではない
のでしょうか…。
仙台市若林区荒浜で被災した方からすると、あすと長町の仮設住宅は
遠いと感じる様子ですし、職場や学校の問題などもあって、JR沿線の
仮設住宅も、引っ越すことができない背景がたくさんあると知りました。
ならば、被災者が希望するエリアでの民間住宅をご紹介したくても、
空き室は内陸で建物使用ができなくなった方や、通常転勤者などで、
すぐに満室になっているようです。

最近のニュースでは、ある被災地では、仮設住宅に当選しても入居を
拒む人が相次いでいるとのこと。
物資や食糧の支給が無くなると困るから…という理由のようです。

物資などの支援の様子ですが、様々な情報が溢れていて、私も正確な
ことは分かりません。
衣類などは古着など状態が悪い物が混じっているので、仕分けが追い付か
ず、もう受け付けていない様子が映像から伝えられると、そうなのかと
信じてしまいますが、ミクシィなどのネット情報では、まだまだ必要に
迫られている状況も伝わってきます。

住まいも同様で、今は被災者がどの程度新しい生活ができる状況に
あるのか、仮設住宅と、民間住宅とのバランスはどうなのか、
まだまだ情報を網羅できるのは困難です。


間もなく大震災から3ヶ月を迎えようとしています。

多くの民間の団体などの支援は続いています。
また、ボランティアで被災地に定期的・継続的に向かう方も大勢いらっし
ゃいます。
仙台市中心部は、ライフラインや交通網の復旧で、いっときは、以前の
生活を取り戻したような錯覚さえ感じる場合もありますが、市内の
あちこちに危険・立ち入り禁止のテープが張ってあるビルや、壁が崩れ
落ちたまま、ガラスが大量に壊れたままののビルなども、数多くあります。
廃墟ビルなどは、解体もままならないし、二次災害の危険もあります。

どこか緊張しながらも、震災で遅れた業務を何とかこなしている、
そんな姿があちこちであることでしょう。

未だに余震が続く毎日。
夜中も多いです。睡眠の妨げになります。
緊張感が抜けなく、心休まる日はなかなかありません。

それでも…
仙台は、桜が咲き、木々の緑が美しい季節が来て、制服姿の学生からは
笑顔がこぼれて、いつもの季節…と感じていたいなと素直に思います。

背景画像は、もう暫くこのままでいきたいと考えています。
震災後、被災地でもたくさんの桜が咲きました。
日本に生まれて、本当に良かったと感じる美しさでした。
もう桜の季節じゃないよ…と指摘しないで下さいね。
被災地の学生は、学校がずっと休みだったので、5月になってから
始まったところが多いのです。
サクラサク…の合格発表を手にした、新入生は、入学式も中止になった
ところが多く、せめて人生の輝かしい時期をそっと見守っていたいと
管理人の思い入れを、読んで下さっている方が汲み取って頂けたら…。



ブログを少しお休みしておりましたが、再開できる環境が整いつつ
あります。

個人的に感ずる想いもありまして、哀しい現実と向き合ってきた
時間がありますことを、お察し頂ければ幸いです。

リンクは貼ってありませんが、姉妹サイト(個人ブログ)にも近況を
報告してあります。
関心のある方は、クリックしてみて下さい。


今日は昨日よりも復興が進み、明日は今日よりも笑顔が溢れていると
信じて…。

* Category : 東日本大震災
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